はじめに
寒くなったら無性に食べたくなるのが「おでん」。でも、お店のように美味しく作るのって結構難しい。だれでも手軽に絶品おでんを作るコツを紹介しています。まるで売り物のような分厚い大根なのに不思議と出汁がしっかりしみている!?
また、一風変わったおでんの具材もご紹介。
調理のコツ
おでんを美味しくする調理の4つのコツをご紹介します。
ぜひ今日から取り入れてみてくださいね。
やわらかく、味をしみこませるには
短い煮込み時間で具材をやわらかく味をしみこませるには、圧力鍋を使いましょう。
圧力鍋って大きな音がして怖いニャ!
実は使い方さえ守れば、圧力鍋は何も怖くありません。むしろ使いこなせば、便利すぎて手放せません。煮込み時間が短いとガス代も節約できる上、エコです。フタを閉めて火にかけ、おもりがふれたら火を止めるだけ。その後は勝手に圧力をかけて調理してくれる優れものです。
圧力鍋なら5cmほどの分厚い大根でも簡単にやわらかく、味がギューッとしみこみます。圧力鍋が無い方は土鍋を使いましょう。
とにかく保温性の高い鍋を使うことが美味しさのポイントです!
▼圧力鍋はおでんだけでなく、カレーやスープ、ほろほろのお肉、缶詰のように骨まで食べられる煮魚など簡単に美味しい料理ができる優れものですよ。
分厚い鍋が無い方は、「冷凍した大根」を使うのがおすすめです。輪切りで冷凍して、解凍せずにそのまま煮込んでください。驚くほど味が染みこみます。(但し、いつもの大根と食感が少し異なるため、好みが分かれるかもしれません)。
一度冷ます
煮物の基本ですが、作った後一度冷ますことで味がしみこみます。その際、圧力鍋や土鍋に入れたまま冷ますと一気に冷めにくいのでより深く味がしみいってくれます。
少し面倒かもしれませんが、このひと手間がとても大切です。
隠し味を入れる
おでんに隠し味なんて聞いたことがない!という方は少なくないと思いますが、まるでカレーを作る時のように隠し味を入れましょう。
おすすめは「オイスターソース」。いつもの出汁を少し減らし、オイスターソース大さじ2杯程度を入れるだけ。ぐんと深みのある味になります。
練り物を入れるタイミング
練り物(ちくわ、がんもどき、ごぼう天等)を入れるタイミングは一番最後です。煮込みすぎると破裂してしまい、見た目の美しさが損なわれます。練り物はもともと味がついており 火も通っているので、他の具材のように長時間煮込む必要はありません。
具材に工夫
おでんに入れる具材に工夫するのも良いですね。
色々試して、ご家庭の味ができますよ。
餅入りちくわ
煮込む前のちくわに切り餅を詰めて作ります。メーカーによって、ちくわの穴の大きさが異なるので、穴の大きさに合わせて餅を細くカットしてください。
お弁当によく入れる「ちくわキュウリ」の作り方だね
餅を切る時は包丁をのこぎりのようにギコギコと前後に動かすのではなく、利き手と反対の手で上からグッと押さえるようにすると切りやすいです。また、ちくわの穴は案外広がってくれるので、餅が穴より多少太くても詰められます。
具材をたくさん入れる
鍋料理全般にいえることですが、様々な具材を入れることで具材からも出汁がでてうまみが増します。定番はもちろん、変わり種具材を工夫してみても楽しいです。
「今回のおでんは何を入れてみる?」なんて家族で相談しながら買い物に行くのも楽しいです。試してみて 美味しい物があれば嬉しいですし、もしあまり合わないものを入れてしまってもそれはそれで楽しいものです。
練り物は、ちくわ・がんもどき・ごぼう天(ごぼう巻)・いか天(いか巻)・さつま揚げ・つみれ等。
こんにゃくは、板こんにゃくでも、白滝(糸こんにゃく)でも。
食べる時にひと工夫
おでんが出来上がったら、いよいよいただきます。
食べる時にもひと工夫するだけで美味しさがアップします。
食べる時に添えてみよう
おでんを食べる時に、からし、七味(一味)唐辛子、柚子胡椒、とろろ昆布を添えるとまた違った美味しさ。適宜 味変することで飽きることなく、最後まで美味しくいただけます。
おでんアレンジレシピ
残ったおでんの煮汁は、旨味たっぷりなので、そのまま捨ててしまうのはもったいないです。実は様々な料理にアレンジできますよ。例えば、みんなが大好きなカレー。和風の出汁がきいたカレーはいつもとは違う美味しさ。
また、茶碗蒸し・炊き込みご飯の出汁としても使えます。
おわりに
誰でもできるちょっとしたコツをおさえるだけで、家庭でも驚くほど美味しいおでんができます。
おでんをすれば煮込むので、お部屋もあたたまり、湯気が出るので加湿にもなりますよ。
何の具材を入れようか家族で一緒に考えるのも楽しい時間です。
寒い季節、体も心もあたたまる美味しいおでんで家族の笑顔が増えるといいですね。
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