おうちモンテッソーリ教育「穴あけ・型抜き」で集中力・器用さを養う

知育
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はじめに

日本で注目され、私立幼稚園などでも積極的に取り入れられているモンテッソーリ教育
その中で、穴あけや型抜きをする活動があるのをご存知ですか?
道具もお安く揃えられ、おうちで取り組むことが出来るので是非挑戦してみて下さい。
幼稚園・保育園の入園前や小学校入学前に集中して机に向かう練習ができ、集中力や手先の器用さも養えます。

その他、おうちでモンテッソーリ教育に取り組みたい方はこちらからどうぞ。

こちらの記事は「おうちで取り組めるモンテッソーリ活動・おしごと」Twinkl社)で紹介されました。

モンテッソーリ教育の「穴あけ・型抜き」とは

モンテッソーリ教育の「穴あけ・型抜き」とは、図案の縁のラインに沿って小さな穴を開けていき、その形を切り抜く活動のことです。
穴を開けるのは、カルコや画鋲など先のとがった道具で行います。
ハサミのように一気にカットできないので、時間がかかるため、集中力が必要です。

「穴あけ・型抜き」の対象年齢

「穴あけ・型抜き」の対象年齢:2歳頃〜

今回はもうすぐ4歳になる3歳11ヶ月の娘にやらせてみました。
目打ちの先端が非常に尖っているので、振り回したりしないようであればチャレンジできます。

危険な道具を取り扱う練習にもなります。

幼稚園・保育園の入園前や小学校入学前に集中して椅子に座る(机に向かう)練習をしたい方にぴったりです。

「穴あけ・型抜き」に必要な道具

「穴あけ・型抜き」に必要な道具は、下記のとおりです。
カルコ(目打ち)さえ手に入れば、あとはお家にあるものでできますよ。

  • カルコ(目打ち)or 画鋲
  • 下敷き(ダンボール・コルクボード等)
  • (コピー用紙・厚紙等)
  • キャップ(プニュグリップ等)

カルコ(目打ち)

画鋲でも良いのですが、持つ部分が小さすぎるため、子供が扱いづらそうでした。
また穴が小さすぎるので労力が3倍くらいになってしまい、うまくいきませんでした。
もし画鋲で試してみてうまくいかないようでしたら、やはり「カルコ」の購入がおすすめです。

残念ながら、100円ショップでは大きなサイズの物しか見つかりませんでした。

子供の手は非常に小さいので、サイズが小さな物が柄を握りやすく扱いやすいです。
(今回は木の柄の部分4.5cm、針の部分1cm)

ホームセンターの大工道具(測量)のコーナーで発見しました。3つ入りで400円程度でした。↓

カルコ
カルコ
しまママ
しまママ

初耳なんだけど、「カルコ」って何?

きゃっとん
きゃっとん

大工道具の一つ。線を引くときの基準点として材木に挿して使う道具だにゃ

しまママ
しまママ

先が細くとがっていて、小さいキリや千枚通しって感じの見た目だね

下敷き(ダンボール・コルクボード等)

紙の下に敷く下敷きです。
針の根本まで思い切り刺すと思っているよりも深くまで刺さりますので、机を傷つけないためにも必須です。

コルクボードは100円ショップで様々な種類のものが売られていますが、分厚めがおすすめ。

サイズはお子さんが作業しやすそうなものを選んで下さい。(今回は30cm✕30cmの物を購入)

30㎝×30㎝のコルクボード
30㎝×30㎝のコルクボード

▼▼ダイソー商品は、ネットで購入するのも楽ですね。
店舗に足を運ぶ労力も、お目当ての商品を売り場で探す手間もありません。
忙しい方でもスキマ時間にじっくり選べるのが嬉しい。
新商品、続々入荷中!眺めているだけでワクワクします。

穴を開ける紙は、コピー用紙のようなものでも、厚紙でも何でも構いません。

▼厚紙はインナーシャツやワイシャツ等を購入した際に間に挟まっている用紙を使ってみました。(画像右側)
折り紙を買った時に入っている厚紙も良いですね。

厚紙
厚紙

▲厚紙をハサミでおにぎりなどお好みの形に切ったものに穴をあけるのも良いですね。(画像左側)
紙の種類によって穴をあける時の感触や音が変わって楽しめます。色々試してみて下さい。

キャップ(プニュグリップ)

キャップ(鉛筆用のプニュグリップ)
ダイソーのキャップ(プニュグリップ)

これは必須ではありませんが、カルコは先端がかなり尖っていますので怪我を防止するためにキャップを取り付けました。

100円ショップ”ダイソー” で鉛筆に取り付ける滑り止め(プニュグリップ)を購入し、カルコに取り付けました。

ハサミなどと同じく、使わない時・休憩する時などは必ず装着することを教えました。

カルコにキャップ(プニュグリップ)を装着した様子
キャップ(プニュグリップ)をカルコに装着した様子

取り付けることで、机の上に置いても転がらなくなるメリットもあり安全度が増します。

「穴あけ・型抜き」をやってみた

モンテッソーリの「穴あけ・型抜き」をやってみました。

穴あけ

まずは用意した紙に、子供が喜びそうなイラストを書きます。

▼今回は、おにぎり・ワンピース・クッキーの3種類を書きました。

紙に書いたイラスト
紙に書いたイラスト

まずはひたすら穴をあけてみます。「ブスッ!ブスッ!」という音が小気味よいです。
普段はあまり体験しないような、何とも言いがたい気持ち良い感触がやみつきになりそうです。

▼下敷きをダンボールに交換してみると、また違った感触が味わえました。

子供がカルコで穴あけをする様子
子供がカルコで穴あけをする様子

型抜き

昔、お祭りや紙芝居やさんで「型抜き」というこんなお菓子があったようですね。
フレーム(縁取り線)をカルコでなぞるようにして穴を開けていきます。

時間と根気が結構必要です。
地道な作業ですが、その分 切り抜けた時の達成感が大きいです。

カルコは3本入りなので、大人も隣で一緒にやると楽しく取り組んでくれました。
親子ですぐ隣にはいますが、お互い無言で、部屋には穴をあける音だけが響いています。
傍から見ると何ともシュールな光景でした。

カルコで穴あけ&型抜き
カルコで穴あけ&型抜き

おわりに

ブスッブスッと針をさす時の心地よい音と感触がたまりません。
子供はもちろん、大人も無心になれ、良いストレス解消になりそうです。
ほとんどお金がかからずにお子さんの集中力や手先の器用さを養えますよ。
是非おうちモンテッソーリ「穴あけ&型抜き」にチャレンジしてみて下さいね。

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