はじめに
お子さんにもよりますが、1歳半〜3・4歳頃まで続くイヤイヤ期。第一次反抗期とも呼ばれます。何でも「イヤ!」と言われて、毎日うんざりしていませんか?今回は、そんなしんどい時期をうまく乗り切る方法をご紹介します。
過ごし方
日中、イヤイヤ期の子供と過ごす時のコツを紹介します。
機嫌の良い時
イヤイヤ期とは言いますが、実は四六時中イヤイヤしている訳ではありません。一日(or数日)通してみると、ご機嫌な時も少なからずありますよね。その機嫌の良い時を狙って、お子様と親との良い関係を作っておくのが大切。沢山一緒に遊んで、信頼関係を築いておきます。
機嫌が良いから今はそっとしておこう!ってなりがちだけど…
機嫌が良い時こそ沢山相手をしてあげるんだにゃ!!
スキンシップ
機嫌が良い時だからこそ沢山抱っこしてあげたり、手を繋いだりといったスキンシップを大切にしましょう。子供が泣いたり ぐずぐずした時だけ甘えさせてもらえると学習してしまうと、何でもない時にもぐずってしまい、非常に厄介です。
機嫌が悪い時も、まずはぎゅーっと抱きしめてあげて気持ちを受け止めてあげるとうまくいきます。
スキンシップでオキシトシン(幸せホルモン)が出て、親も心が鎮まる効果もありますよ。
例「(抱きしめながら)そっかー、○○するのが嫌だったんだねー。………でも、このままだとバスに乗り遅れちゃうからお母さん困っちゃうな。そろそろしようかー」
子供は、自分の気持ちがうまく表現できずにモヤモヤしていることもあります。そんな時は子供の気持ちを大人が推測し、代弁してあげるのも有効です。
例 「少し離れてたから寂しかったのかな?」「負けちゃって悔しかったのかな?」
エネルギーを発散させる
思春期の反抗期には部活動などのスポーツでたまったモヤモヤを発散させると良いと言われます。イヤイヤ期も同じく、パワーがあり余っている状態です。そのたまったエネルギーが爆発する前に発散させることが大切です。
- 体を使って思い切り遊ぶ
- 叫ばせる、大声を出させる
- 走り回らせる。
怪獣やおばけなどの真似をして追いかけると、きっと子供はキャーキャー言いながら必死で逃げてくれるはず。安全で周りに迷惑がかからず、気兼ねなくできる所でどんどんやらせてあげて下さい。
- 布団で転がったり隠れたりして遊ぶ
- 空き箱などを思い切りたたく
- 紙を破る
- 紙に殴り書き
生活リズムを整える
情緒の安定には、体調の安定が不可欠。大人でも何だか体がだるい、しんどい、眠い、お腹が空いたなどという時にはどうしても不機嫌になりがち。子供は理性が働かないので、それが顕著です。
子供は、安心感のある「いつも通り」が好きなもの。
毎日決まった早めの時間に寝て、決まった時間に起きる。お昼寝もご飯もおやつも、決めた時間にするようにします。すると、自然とお腹が空き、食がすすみますし、自然と眠くなるor目が覚めるようになって、寝かしつけもラクになります。自宅であっても、休日であっても、保育園や幼稚園のように決まったスケジュールで動いてみるのをおすすめします。
声の掛け方
イヤイヤ期は、子供への声の掛け方も気を付けてみましょう。
子供に選ばせる
何かをする際、命令や指示ではなく 子ども自身に選ばせるように声を掛けます。
- こっちとこっち、どっちを着る?
- ズボンかTシャツ、どっちを先に着る?
- 歯磨きか着替え、どっちを先にする?
- 自分で着る?お母さんと一緒に着る?
やる?やらない?ではなく、やる前提で選択肢を与えることが大切だにゃ
▼このように実物を広げて見せながら、「シャツかズボン、どっちを先に着たい?」
近づく
遠くから大声で指示すると、誰でも強くてぞんざいな口調になってしまいがち。ケンカ腰に聞こえたりと、大人同士であっても結構 嫌な気持ちになるものです。面倒ではありますが、声を掛ける時は子供の近くに寄り、目線を合わせてから話しましょう。
子供が何かしている時に話しかけるなら、その作業を一旦止めさせ(TVを見ているなら消すor停止する等)、「○○君ちょっといい?」と声を掛けたり肩をたたいてこちらに気づかせ、注意を向けさせます。
▼意地でも動かない寝ころびポーズ。無言の抵抗です。どこでも寝転がるのはやめておくれ…。
▼拾った長い草でひたすら道路を掃除中。ずっとやって進まない。帰れない…。
おわりに
この記事が目にとまった方、本当に毎日お疲れ様です。イヤイヤ期って成長の証とは言われますが、親も本当にツラい。日々子供に「自分の忍耐力を試されてる?」と感じますよね。でも、終わりは必ず来ます!
出来そうなものから取り組むだけで、親も子も少しずつ良い方向に向かえると思います。今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
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