はじめに
赤ちゃんがいると、夜中に何度も起こされて睡眠不足でヘトヘトになります。睡眠不足になると、心にも体にも途端に悪い影響が出てきますね。
さらに、毎夜の寝かしつけも、なかなか寝てくれない我が子についイライラしてしまいがち。
そんな方に是非すすめたいのが、今回ご紹介する「ねんねトレーニング」です。
ねんねトレーニングとは
ねんねトレーニングとは、赤ちゃんが一人で眠る力をつけること。「ネントレ」とも言われています。毎日の寝かしつけがいらなくなり、親御さんがとても楽になります。
赤ちゃんが夜中に目を覚ましても、一人で眠りにつけるようになるのも嬉しいところ。
いつから
大体生後5~6ヶ月頃から。昼夜の区別がつき始めるこの時期からスタートするのがおすすめです。
進め方
ねんねトレーニングの具体的な進め方を説明します。下記、全て実践しなくても構いません。出来そうなものから試してみて下さいね。
昼間の過ごし方
日光を浴びながら、なるべく体を動かしてたっぷり遊び、体力を消耗させましょう。昼夜の区別がつきやすいように、明るい所で過ごすといいですね。
また、夜の睡眠に影響してしまうので、お昼寝は15時までに切り上げましょう。
夜の過ごし方
就寝&入浴時間を決める
就寝時間と入浴時間を決めて、毎日守りましょう。入浴は眠る1時間前にすると、徐々に体温が下がってきて自然と眠くなります。就寝時間もなるべく一定にしてあげると、その時刻付近になるとねんねモードになってきます。
眠る前にたっぷり遊ぶ
まだ遊び足りなかったり、親子のスキンシップが足りないと眠るのを渋ることもあります。眠る前にしっかり遊んであげましょう。
眠る直前にすること
眠る環境を整える
小さい子供は、まだ体温調節機能が未発達。エアコンなどでしっかり調整しましょう。
温度・湿度を整えて、快適に眠りやすくしてあげます。(夏…25~27℃、春秋…20~22℃、冬…18~20℃)(湿度…40~65%)
豆電球や加湿器、充電器の小さな明かりも眠りの妨げになるので、布で隠す・ライトをオフにするなど対策しましょう。
ルーティンを作る
眠る30分~1時間前頃から、部屋の照明を落として薄暗くします。調光したり、ダウンライトや間接照明を使うのも良いです。
眠る10分前から、オルゴールミュージックやホワイトノイズなど、赤ちゃんがリラックスするような音楽を流して心を落ち着かせます。
絵本の読み聞かせや、ベビーマッサージ(体全体を優しくさするだけでも)などもいいですね。
こうして毎日同じ寝かしつけのルーティンを繰り返すことで、それが入眠儀式となり、赤ちゃんが自然と眠たくなってくれます。
安心材料を置く
大好きなぬいぐるみ、お母さんのニオイのついたブランケットなど、親の添い寝の代わりになるような安心材料を隣に置いてあげます。
うちの娘は 大きめのタグが好きで、タオルについたお気に入りのタグをぎゅっと握りしめて寝ていました
声掛け
親が別室に移る前に、「おやすみ、今日も楽しかったね。いい夢見てね、大好きだよ」など安心させる声掛けを。
もしそれでうまくいかなければ、笑わせてみるのもお試しあれ。
うちの娘は、「別室に行く直前に笑わせる⇒声をかけて笑わせながらドアを閉める⇒ドアの向こうからも一度笑わせる」。これでスムーズに寝付きます(笑)
お子さんの好きなフレーズや言い方を研究しておくといいにゃ
寝付くまでにすること
泣いたら、抱き上げずに横に添い寝し、トントンして落ち着かせます。おっぱいもあげません。
また、子供が泣いたらすぐに見に行くのではなく、一定時間を守ります。寝言泣きの可能性があるので、泣き始めてから2~3分は待ってみて下さい。そして徐々に、その間隔を延ばしていきましょう。
もし、「泣いているのに抱っこしないなんて耐えられない・辛い」と思われた方はネントレを中止して下さい。ネントレは必須ではありません。あくまでも一つの方法なので、毎日の寝かしつけと天秤にかけた時に親御さんが楽だと感じる方を選んでくださいね。
おわりに
ねんねトレーニングができると、子供が夜に起きることも少なくなります。
お子様はもちろん、親御さんもしっかり睡眠がとれるので、朝からご機嫌に過ごせますよ。
子育てがうんと楽になるので、やってみる価値ありです!
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