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はじめに
小さな子どもやペットがいる家庭にぴったり!
破れにくくて見た目もキレイな「プラスチック障子」を実際に貼ってみました。
冷暖房効率もアップするので光熱費が下がるのも嬉しいポイントです。
貼り方のコツや仕上がり、使ってみた感想を写真満載で紹介します。
プラスチック障子のメリット

昔ながらの通常の紙の障子に比べて、プラスチック障子はどんな特徴があるのでしょうか。
そのメリットを紹介します。
- 子どもや猫が触っても破れにくい
- 水拭きできてお手入れラク
- 断熱効果で冷暖房の効率がアップ
- UVカット加工つきで畳が傷みにくい
- 光の透け感が紙とほぼ同じで違和感なし
1.子どもや猫が触っても破れにくい
小さな子どもがいたり、猫ちゃんがいると、どうしても紙の障子は破れがち。
遊んでいて手が当たったり、猫がちょっとツメを立てただけで「ビリッ」となりますよね。
プラスチック障子なら、そんな心配がぐんと減ります。
しなやかで丈夫なフィルム素材だから、少々の衝撃では破れません。
子どもが近くで遊んでも、猫が軽くパンチしても大丈夫。
「障子を破られた…」というストレスがなくなり、気持ちに余裕が生まれます。

どうせまた破られるしと思って、破れたままの障子を放置しているけど、なんだか目に入るたびにみすぼらしくて嫌な気持ち…

柔らかい畳は転んでもけがをしにくいので、和室は小さい子どもにとって格好の遊び場。
でも障子を破かれやしないかとヒヤヒヤしながら遊ばせるのは精神的にもつらいよにゃ~…

紙の障子のように簡単に破れず、破損の心配が少ないので、親も気持ちに余裕を持って見守れそうだね♪
2.水拭きできてお手入れラク
紙の障子は、ホコリや手あかがついても拭けないのが難点。
でもプラスチック障子は水拭きOK!
汚れが気になったときに、サッと布で拭くだけでキレイになるのでいつでも清潔に使えます。
花粉やハウスダストの付着も減らせるので、掃除の手間もグッとラクになりますよ。
3.断熱効果で冷暖房の効率がアップ
プラスチック障子は、見た目が紙そっくりなのに実は断熱性が高いのが大きな魅力。
外気を通しにくく、室内のあたたかい空気・冷たい空気を逃がしにくい構造です。
冬は冷気をシャットアウトしてポカポカ、夏は外の熱をカットして涼しく。
冷暖房の効きがよくなるので、節電にもつながります。

今まで和室は冬の早朝などいつも凍えそうなほど寒かったのが、ひんやりというくらいに感じるにゃ~
4.UVカット加工つきで畳や家具が傷みにくい
UVカット加工が施されていて、紫外線を約95%カットしてくれます。
これにより、畳や家具、カーテンなどの日焼け・変色をしっかり防止。
特に南向きの部屋や日当たりの良い和室では、この効果が大きく違います。

障子を貼り替えるだけで、明るさはそのままで部屋全体が“日焼け知らず”になるのはうれしいポイント♪
5.光の透け感が紙とほぼ同じで違和感なし

「プラスチックって見た目がチープそう…」という心配、ありますよね。
でも最近のプラスチック障子は、光の透け方や質感まで紙そっくり。
自然光がやわらかく拡散されて、部屋全体が明るく温かみのある雰囲気になります。
モダンな和室にもピッタリで、インテリアの雰囲気を損ないません。

実際に貼ってみても「言われなければ紙と気づかない」と感じるほど自然。和室の雰囲気を壊さず使えそうで安心したよ
▼※プラスチック障子を貼る際は、障子枠への取り付けに両面テープが必要です。
専用の両面テープ「PT-40」を一緒に購入しておくと、作業がスムーズに進みます。
プラスチック障子のデメリット
つづいては、プラスチック障子の気になるデメリットをみていきましょう。
- 値段は紙障子より少し高め
- 貼り替えの手間がかかる
- 剥がす時にコツがいる
1.値段は紙障子より少し高め
一番感じたのはやっぱり価格の違い。
一般的な紙障子が1本数百円〜で買えるのに対し、プラスチック障子は同じサイズで2〜3倍ほどすることもあります。
とはいえ、長持ちする分、貼り替えの頻度が減るので「長い目で見るとお得かも」と感じる人も多いです。

すぐ破れて張り替えを繰り返すストレスを考えると、最初の出費は“必要な初期投資”と割り切っても良さそう♪
2.貼り替えの手間がかかる

プラスチック障子は紙より少し厚みとコシがあるため、カットや位置合わせに少しコツが必要です。
初めて貼るときは「ピンと張るのが難しい」「角が浮く」など、慣れるまでに少し時間がかかるかもしれません。

両面テープ式のタイプを選べば作業はかなりラクになるのでおすすめだにゃ~
3.剥がす時にコツがいる
紙障子なら水を含ませてスルッとはがせますが、プラスチック障子は接着力が強く、はがすのに少し手間がかかります。
無理に引っ張ると桟(さん)を傷つけてしまうことがあるので、ドライヤーで少し温めてからゆっくりはがすのがおすすめ。
両面テープの粘着がやわらかくなって、きれいに剥がせます。
一度コツを覚えてしまえば問題ないのですが、初めての方は「ちょっと大変かも」と感じる部分かもしれません。
プラスチック障子をおすすめしたい人
プラスチック障子をおすすめしたい人はこんな方々です。
- 小さな子どもがいる家庭
- 猫や犬などペットを飼っている家庭
- 掃除やお手入れをラクにしたい人
- 冷暖房効率を上げたい・光熱費を節約したい人
- 日焼けや色あせを防ぎたい人
- 長く使えてコスパ重視の人
プラスチック障子は、小さな子どもやペットがいる家庭にとてもおすすめです。
破れにくいので安心して使え、見た目もきれいなまま長持ちします。
さらにお手入れがラクで、水拭きするだけで汚れが落ちるのもポイント。
また、断熱性が高く冷暖房効率が上がるので、省エネにもつながります。
加えて、UVカット加工で畳や家具の日焼けを防げるのも嬉しいところ。
見た目は従来の紙障子と変わらず、扱いやすさと快適さを両立したい方にぴったりです。

つまりプラスチック障子は、「見た目はそのまま、暮らしをちょっと快適にしたい人」にぴったり♪

子育て世代から、掃除をラクにしたい方、エコに暮らしたい方まで、幅広い家庭にやさしくフィットする新しい障子だにゃ~
プラスチック障子に貼り替えてみた
ずっと気になっていた「プラスチック障子」。
小さい子どもがいるわが家では、紙の障子はあっという間にボロボロ…。
何度張り替えても、数週間後には小さな穴がポツポツ。
そんな日々に疲れて、「破れない障子」に思い切って挑戦してみました。
見た目は紙とほぼ同じ
最初に驚いたのは、見た目が本当に“普通の障子紙”なこと。
プラスチックというより、ややハリがある和紙といった感じです。
触ると少しツルッとしていて、光の透け方も柔らかく自然。
これなら和室の雰囲気を壊さず使えそう!と安心しました。
プラスチック障子を貼り替えるときのコツ
実際にやって分かった、プラスチック障子を貼り替えるときの5つのコツをご紹介します。
ポイントを押さえて作業すれば、仕上がりが格段にきれいになりますよ。
- 広いスペースを確保し、掃除しておく
- 障子紙の巻きグセを取る
- 古い障子紙をキレイにはがす
- 周囲はおさえずに中心から空気を押し出すように貼る
- 霧吹きで水をかけてもシワは伸びないので注意
広いスペースを確保し、掃除しておく
プラスチック障子を貼り替えるときは、まず作業スペースを広く確保することが大切です。
巻きグセを伸ばしたり、障子紙を広げたりする際に、狭い場所だと作業しにくく、シワや浮きの原因になります。
また、床や作業台のほこりや汚れをきれいに掃除しておくと、障子紙を傷つけずにスムーズに作業ができます。
ちょっとした準備ですが、このひと手間で貼り替えの仕上がりがぐっときれいになります。
障子紙の巻きグセを取る

プラスチック障子は、くるくる巻かれた状態で届きます。
そのため、強い巻きグセがついているのが普通です。
貼る前に、広めのスペースを確保してプラスチック障子を広げ、上から重しを置いて巻きグセを軽く伸ばしておきましょう。
こうしておくだけで、貼ったときにぴったりと桟にくっつき、仕上がりが格段にキレイになります。

巻きグセがついたまま貼ろうとすると、接着面がうまくつかず、貼りムラや浮きの原因になってしまうよ
古い障子紙をキレイにはがす

古い障子紙はしっかり取り除きましょう。
水を含ませたタオルで古い障子紙の上から桟の部分を濡らします。

濡らした後は、焦って剥がさずに5分程度放置してから剥がすと剥がしやすいです。
紙が残っていたり、桟にホコリや汚れがついていると、新しいプラスチック障子がうまく貼れなかったり、浮きやシワの原因になってしまいます。
はがすときは、破れないようにゆっくりと丁寧に。
残ったテープやのり跡は、乾いた布や水拭きで拭き取って、桟の表面をきれいにしておきましょう。
ここを丁寧に準備しておくと、仕上がりが格段にきれいになります。

▼今回は「ワンタッチ障子紙はがし」や「障子枠の洗剤」を使わずに貼り替えを行いましたが、やはり細かい紙片やのり跡は少し残ってしまいました。気になる方や、よりきれいに仕上げたい方は、あらかじめ用意しておくと安心です。
これを使えば、残った紙やのりもスッキリ取り除けて、新しいプラスチック障子をより美しく貼ることができますよ。
周囲はおさえずに中心から空気を押し出すように貼る
今回は手軽な両面テープ式です。
両面テープを貼った後にしっかり上から指でおさえて、テープを桟に固定します。
貼るときは、中央から外側に向かって空気を押し出すようにすると、シワや浮きができにくく、仕上がりがきれいになります。


最後に、縦と横の余分な部分をカッターで切り落とせば完成です。


1枚目はてんやわんやでしたが、2枚目は落ち着いて貼れたよ。
慣れたら意外とスムーズ。
仕上がった瞬間、「おお、プロっぽい!」とちょっと達成感もあり♪
霧吹きで水をかけてもシワは伸びないので注意
通常の紙の障子では、霧吹きで水をかけてシワやたるみを伸ばす方法がよく使われます。
しかし、プラスチック障子紙は紙とは違い、水をかけてもシワは伸びません。
そのため、貼る前にシワや巻きグセをしっかり伸ばしておくことが重要です。
貼るときは、中心から周囲に向かって空気を押し出すように貼ると、きれいに仕上がります。
もう紙には戻れないかも

プラスチック障子を貼ってみて感じたのは、「見た目はそのままなのに、暮らしの快適さがぐんと上がった」ということ。
破れにくく、お手入れも簡単で、冷暖房の効率までアップ。
UVカットで日焼け対策までできるなんて、まさに一石五鳥です。
これから障子を張り替える予定の方には、ちょっと勇気を出してプラスチック障子に変えることをおすすめします。
貼り替えた瞬間から、和室の印象も使い勝手も見違えますよ。
おわりに
プラスチック障子に貼り替えてみて感じたのは、見た目は紙とほとんど変わらないのに、暮らしの快適さがぐっとアップすることです。
破れにくく、子どもやペットがいても安心。
水拭きでお手入れも簡単で、断熱効果により冷暖房効率もアップします。
さらにUVカット加工で家具や畳の日焼けも防げるので、長くきれいに使えます。
値段や貼り替えの手間といったデメリットはありますが、それ以上に得られるメリットが大きく、毎日の暮らしがより快適になります。
障子の貼り替えを検討している方には、ぜひプラスチック障子を試してみることをおすすめします。

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