子供のお手伝いリスト（１～３歳編）自己肯定感もアップして自信に♪

はじめに

子供のお手伝いって、いつからさせればいい？どんな時にさせる？どんなことから始めればいいの？そんな疑問を解消します。
まずは本当に簡単なものから始めて自信をつけさせ、ステップアップしていくと良いですよ。
子供の自立心が芽生えるきっかけにもなり、最近の育児のキーワード「自己肯定感」アップにも繋がります。
そんないいことづくめの「お手伝い」、早速今日から始めてみませんか。
具体例を写真満載で紹介しています。

０～１歳のお子さんへはこちらからどうぞ。
兄弟姉妹で仲良く取り組むのも楽しいですね。

いつ（時間）させるか

子供にお手伝いをさせる時は、親と子それぞれの精神状態に気を配ってください。
親か子が機嫌の悪い時・寝不足等で体調の優れない時は無理にしないこと！

また、焦る必要がなく時間に十分余裕がある時にして下さい。

「お手伝い」とは言いますが、小さい頃のお手伝いというのはどうしてもスムーズにはいきません。
親が一人でやる方が断然速いのは当たり前のことです。

手伝ってもらう・助けてもらうというよりは、「体験学習」させてあげる優しいお姉さんのようなスタンスでいくと上手くいきますよ。

さらにすべて終わった後に褒めるのはもちろん大切ですが、お手伝いの最中もその都度褒めましょう。

「その調子！」「頑張っているね」「いい感じだよ」と優しく声をかけ、励ましてあげるとお子様のやる気もアップします。

子供の集中力は短いですが、声掛けをすることで集中して取り組める時間も延びやすいです。

どんなお手伝いをさせるか（１～３歳）

お子さんの成長度合いにもよりますが、１歳前後から少しずつ始めてみてはいかがでしょうか？
今回の記事は１～３歳頃の子供を対象にした子供のお手伝いリストです。

話すのが好きなら「伝言のお手伝い」、食べるのが好きなら「料理関係のお手伝い」など、お子さんが興味を持ったもの・できそうなものから取り組んでみてくださいね。

伝言するお手伝い

子供に伝言を頼むお手伝いです。

お子様が話せるようになったらできます（片言でもOK）。
子供に伝言を頼むだけでも、立派なお手伝いです。伝言ゲーム感覚で、親子とも案外楽しく取り組めます。
聞いたことを記憶して誰かに話すというのは、頭の良いトレーニングになりますよ。

具体例
・離れたところにいる他の家族に「ご飯できたよ」「お風呂入ってね」などの伝言をする

畳むお手伝い

Eテレ「おかあさんといっしょ」でも洗濯物を畳むコーナーがありますよね。

まずは小さいハンカチなど畳みやすいものからスタート。
子供が自信をつけたら徐々にタオル、子供の服へとシフトしていきましょう。
子供の服は大人の服とは違ってサイズが小さいので、小さいお子さんの手でも畳みやすいです。

洗濯物の持つ場所（自分に近い手前の端）を教え、どこを目指すか（向こう側の端）を指さしも加えて教えると良いでしょう。

子供の服が畳めるようになったら、脱いだパジャマを自分で畳んでベッドの上に置く・上着を脱いだ時に畳んで片づけるなどにも応用できます。
しつけにもつながりますね。

料理関係のお手伝い

料理関係のお手伝いはたくさんあります。

調理・下ごしらえのお手伝い、配膳をするお手伝い、後片付けのお手伝いの３つがあります。
毎日毎食チャンスがあるので、取り組みやすいですよ。

調理・下ごしらえのお手伝い

料理関係のお手伝いは食べる物を扱うので、前後に手を洗う習慣もつけましょう。
まずは無茶をせず、包丁や火などを使わない安全なお手伝いから始めます。

▼きのこを割くお手伝いは、舞茸やエノキ・しめじなど束になっているもので行います。

▼茹でたササミを細く割くのも簡単ですよ。

▼とうもろこしの皮は、めくった最後の根本を引きちぎる時に力が必要です。

▼こちらはみんなが食べるみかんを剥いてくれています。
皮は重ならないように並べるのがお好き。

▼大人がかぼちゃを支えてあげるとやりやすいです。
かぼちゃの種とわたをスプーンで取り除いています。

最後に、ヘタや皮などの出たゴミをゴミ箱に捨てるまでできるといいですね。

繋がっている麦茶パックをちぎって、一つずつにするお手伝いは、点線以外の部分を破かないように力加減や丁寧さが必要です。

配膳をするお手伝い

食事を食べる前の準備（配膳）のお手伝いです。

食事を運ぶための小さめのトレーを用意すると、ウェイトレスのようになりお店屋さんごっこの感覚で楽しめます。
ニトリの滑らないトレーなら、子供でもこぼさずに運びやすいですよ。

お箸は持ち手を右に置く・茶碗が左、汁椀が右などの配膳ルールも身に付きます。

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後片付けのお手伝い

・食後のお皿を運ぶ

「ごちそうさま」をしたら、食べ終えたお皿をシンクに運んでもらいます。
子供のお皿ならプラスチック製だったり小さく軽いので運びやすいです。
慣れてきたら、大人の物も運んでみましょう。

・テーブルを拭きあげる

お皿を運んだ後は、布巾やペーパータオルなどで、テーブルの上を拭きあげてキレイにします。
布巾を濡らしたり絞る練習にもなり、握力が鍛えられますよ。

整えるお手伝い

玄関の靴を揃える

脱いだ時にすぐ靴を揃えます。
ついでに他の家族の分も揃えましょう。
靴の左右って子供にとってはややこしいもの。左右を見分ける練習にもなりますね。

おもちゃなどを整頓する

お片付けの一環としておもちゃなどを整えるお手伝いです。
元あったところに片付けられるようになってきたら、次はより美しく片付けられるように教えます。

具体例…絵本の背表紙をこちらに向け、上下を確認して美しく整頓する。
色鉛筆やクレヨンの向きを揃えて箱にしまうなど。

ゴミ出しのお手伝い

ゴミ出しの準備の際も分別したりするお手伝いがあります。

ペットボトルのゴミ出し

ペットボトルのラベルをはがす。
（「ペットボトルさんのお洋服を脱がせて、はだかんぼにしてあげてね」）

→ペットボトルに水を入れ、しっかりキャップを閉めたらよく振り洗う。
（子供はシャカシャカ振るのが大好きなもの）

→フタとキャップを仕分ける

牛乳パックのゴミ出し

洗って乾かした後に切り開く
（ハサミが使えるようになったらできます）

資源ごみの回収に出す

発泡スチロールのトレーや牛乳パックなどを袋に入れて、資源ごみの回収先まで一緒に持っていく
（軽いので、子供でも持ちやすいです）

→回収箱に分別して入れる
（文字を覚えるきっかけにもなります）

お手伝いの際にあると良いアイテム

お手伝いの際には、お決まりのエプロンや三角巾をつけると子供のやる気がアップ！

子供専用のエプロンを準備してあげて、お手伝いする時につけると喜びます。
ちょっとお姉さん・お兄さんになった気分なんですね。
洋服も汚れないのが嬉しいところ。

三角巾は、自宅にある大きめのハンカチやバンダナなどを頭に巻いてあげるだけです。
エプロンや三角巾は紐で結ぶものではなく、かぶるタイプのものだと自分で脱ぎ着しやすいです。

▼お揃いのエプロンと三角巾でコーディネートはばっちり♪
三角巾はゴムタイプ・エプロンはバッククロスタイプだからお子さんが自分で着られます。

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▼こちらが失敗例。
ちょっと着せるのに面倒な、紐タイプのエプロンです。
何も考えずにデザインだけで選んでしまい、後悔しました。

お手伝いを終えた後にすること

せっかく子供が頑張ってお手伝いしてくれたのですから、終えたあとの声掛けも工夫してみましょう。

お手伝いを終えたら、「よくできたね。お母さんとっても助かったよ、ありがとう。」と、とびっきりの笑顔で声を掛け、自己肯定感を伸ばしてあげたいですね。

お手伝いを終えた後、その場ですぐに褒めるのが大切です。
終わり方次第で、子供が「またやりたいな」という気持ちになってくれるはずです。

おわりに

お手伝いをして家族から褒められ、認められると「自分は必要とされている・役に立つ存在だ」と子供自身が感じてくれます。
日本人は他の国に比べ自己肯定感が低いと言われているので、幼い時から意識して育ててあげたいですね。
お手伝いは欲張らず、簡単なものや子供が興味を持っているものからスタートするのがコツです。
ぜひ遊びの一環として、楽しみながら取り組んでみて下さいね。