はじめに
子供のお手伝いって、そういえばまださせたことがない。
いつからさせればいい?どんな時にさせる?どんなことから始めればいいの?そんな疑問を解消します。実は0歳や1歳という赤ちゃんからでもスタートできますよ。
まずはごく簡単なものから始めて自信をつけさせ、ステップアップしていくと良いですよ。
お手伝いをすることは自立心が芽生えるきっかけにもなり、最近の育児のキーワード「自己肯定感」アップにも繋がります。
そんないいことづくめの「お手伝い」、早速今日から始めてみませんか。
お手伝いの始め方(1~3歳編)はこちらからどうぞ。
いつ(時間)させる?
子供にお手伝いをさせる時は、親と子それぞれの精神状態に気を配ってください。
機嫌の悪い時・寝不足等で体調の優れない時はしないこと!
また、時間に十分余裕がある時にして下さい。
- 親子共に機嫌・体調が良い
- 時間と心にゆとりがある
「お手伝い」とは言いますが、小さい頃のお手伝いというのはどうしてもスムーズにはいきません。親が一人でやる方が断然速いのは当たり前のことです。
手伝ってもらうという意識ではなく、「体験学習」させてあげる優しいお姉さんのようなスタンスでいくと上手くいきますよ。
更に、終わった後に褒めるのはもちろん大切ですが、お手伝いの最中もポジティブな声掛けをします。
「その調子!」「頑張っているね」「いい感じだよ」と優しく声をかけ、励ましてあげるとお子様のやる気もアップします。
お手伝いの具体例(0~1歳)
お子さんの成長度合いにもよりますが、1歳前後から少しずつ始めてみてはいかがでしょうか?
0~1歳でもできる本当に簡単なお手伝いをご紹介します。
小さな体で一生懸命取り組む姿が、いじらしくてとても可愛いですよ。
お子さんの安全を確保した上でぜひ動画や写真におさめてあげてくださいね。
物を運ぶお手伝い
小さい子供にとって簡単な動作【物を運ぶ(移動させる)】だけでも色んなお手伝いのパターンがあります。
0~1歳はまだ手が小さく、握力も弱いので、まずは万が一落としても危険が無い壊れないもの・軽いもの・やわらかく安全なものから始めましょう。
ゴミ箱にゴミを捨てるお手伝い
ゴミ箱にゴミを捨ててもらいましょう。
鼻水を拭いた後のティッシュ・紙くずなど、軽くて持ちやすければ何でも構いません。
洗濯かごを定位置に戻すお手伝い
干し終わった後の空の洗濯かごを、定位置に戻すお手伝いです。
ベランダから脱衣所へと運んでもらいます。
家族に物を渡すお手伝い
家族に物を渡すお手伝いです。
例えば、毎朝出勤前のパパや登校前のお兄ちゃんお姉ちゃんに、ハンカチやタオルを渡しにいくなどh
眠る準備をするお手伝い
眠る準備をするお手伝いです。
眠る前に、読みたい絵本や一緒に眠るぬいぐるみを自分で選んで持ってくるお手伝いです。
オムツ交換のお手伝い
毎日何度も行う、オムツ交換のお手伝いです。
新しいオムツ&お尻ふきをとってくる。
使用済オムツをゴミ箱に捨てる。
(オムツが外れたお子さんなら、弟・妹の分を取ってきて貰うのも◎)
洗濯物を洗濯機に入れるお手伝い
脱いだ服を洗濯機(or洗濯かご)に入れてもらう。
ただし、間違ってオムツは入れないように要注意です。
むむっ⁉洗濯物に謎のキラキラ物質が!!
…正体はオムツの中の吸水ポリマーだにゃ
実はこれが曲者!!!!なかなか取れなくて泣きそうになりました。今では笑い話ですが、みなさんも十分お気をつけ下さい(泣)。
掃除をするお手伝い
お掃除関連のお手伝いです。電力も使わず、アナログな方法の掃除であれば安全で取り入れやすいです。
コロコロをかけるお手伝い
コロコロ(粘着カーペットクリーナー)をかけてもらうお手伝いです。
髪の毛やホコリのつきやすいカーペットなどを、存分にコロコロしてもらいましょう。
シートの交換は難しいのでやってあげましょう。
掃除機をかけている横などでやっていてもらうと大人しく待っていてくれます。
同じ所を入念にやりがちですが、それは大目に見ましょう(笑)
▼コロコロ(粘着カーペットクリーナー)の収納にはこちらが便利。
お部屋の隅にすっきりまとまり、インテリアにも馴染みます。
これならお子さんも自分で出し入れしやすいですよ。
雑巾(布巾)でテーブルや床を拭く
雑巾(布巾)でテーブルや床を拭いてキレイにするお手伝いです。
食前・食後のテーブルを拭いてもらいます。
また、食事中に自分がこぼしたものを拭いてもらうのもいいと思います。
自分で後始末をすると、「なるべくこぼさないでおこう」という気持ちも芽生えるはず。
▼掃除機もすごくやりたがります。
それはまだいぶ早いかな(笑)
お手伝いを終えた後
せっかくお手伝いしてくれたのですから、終えたあとの声掛けも工夫してみましょう。
お手伝いを終えたら、「よくできたね。お母さん(お父さん)とっても助かったよ、ありがとう。」と、とびっきりの笑顔で声を掛け、自己肯定感を伸ばしてあげたいですね。
ダメだしは極力避け、褒めるポイントを探しましょう。減点方式ではなく、加点方式でみます。
手伝い全体の出来栄えを評価するのではなく、「前よりも上手にできたね」「今日もこれができたね」と認めてあげます。
また、褒めるタイミングは 【お手伝いを終えた後すぐ】がポイントです。小さい時は長い間記憶ができないので、やったことをわすれがち。
後ほど 「さっきのお手伝い」といっても、どのことかわからずポカンとしてしまうかもしれません。
おわりに
お手伝いをして家族から褒められ、認められると「自分は必要とされている・役に立つ存在だ」と子供自身が感じてくれます。
日本人は他の国に比べ、自己肯定感が低いと言われているので、幼い時から意識して育ててあげたいですね。
お手伝いをすることで単純に生活力のスキルアップにもなるので、今後の人生にプラスとなります。
最近は共働き家庭が増えてきており、「男性は外で仕事・女性は内で家事」の時代が終わりを迎えています。
男の子だから家事なんてやらせなくて良いではなく、みんなが家事スキルを持っておきたいですね。
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