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はじめに
日本全国をみると奇祭と呼ばれるような風変わりなお祭りがあるものです。
その中でも滋賀県守山市で行われる勝部の火まつりは知らない方も多いのでは無いでしょうか?
子供も楽しんでみていましたのでご紹介していきます。
勝部の火まつり
勝部の火まつりについてご紹介していきます。
基本情報
別名「松明まつり」とも呼ばれ、八百年の歴史を誇る伝統的な祭り。
鎌倉時代に天皇が原因不明の病にかかり、占い師の助言で大蛇を焼き払うと病状が回復した。
この言い伝えがきっかけで始まった祭りです。
大蛇に見立てた たいまつを燃やして、一年間の健康を祈ります。
行ってみた
最寄りのJR守山駅に到着すると、セブンイレブンハートインの中にある一階改札からも出られます(ICカード専用の改札)。
19時過ぎにJR守山駅東口ロータリーに降り立つと、ちょうど火まつりのお兄さん方を発見!15〜34歳の男性だそうです。
威勢の良い掛け声とともに大きな太鼓が担がれ、運ばれて行きます。(太鼓渡り)
町内を練り歩いた後、勝部神社へ到着するようです。
寒い中でも赤や白のふんどし姿で気合い入ってました。
勝部神社へ歩いて向かう道の途中、豚汁を無料配布しているお店があり、
一杯ごちそうになったよ
寒いので本当に美味しい!
こうやって町のみなさんが協力されて地元の祭りを盛り上げているんだにゃ~
なんだかとてもあたたかい気持ちになったよ
19:30頃に勝部神社へ到着。
外には、万一のためであろう消防車も来ていました。
屋台も出ていたので、子供のためにリンゴ飴を購入。
初めてのリンゴ飴に鼻息荒く興奮ぎみの娘。
口の周りを赤くベッタベタにしながら、ニコニコと舐めまくっておりました。
大勢の見物客で賑わっています。
↑中央には、5メートルほどもある巨大なたいまつが12本並べられています。
↑提灯を持って勇ましく歩く子供達も。
20:30過ぎからいよいよ たいまつへ点火されました。ごうごうと勢い良く燃えています。
ふんどし姿の男性達が鐘や鼓を打ちながら、 「ごうよ」「ひょうよ」と大きな掛け声とともに乱舞しています。
圧巻です。
こんなに激しい火を間近で見る機会はそうそうありません。
迫力満点で大人も子供も興奮しました!
この たいまつの燃えかすを持って帰ると、火事から家を守ってくれるそうです。
アドバイス
トイレは守山駅で
神社にもトイレはありますが、かなり混雑しているので、守山駅ですませておくのがオススメ
溶けない服装
火の粉が舞っているので、ナイロンやポリエステルなど素材によっては服が溶けることも。アウトドア用の焚き火用服等持っている方はそちらが安心です。
持ち物(懐中電灯、雨具)
神社までの道のりは足元が暗いので、懐中電灯持参だと安心です。
スマホのライトでも良いですが、落とされないように注意!
雨天決行なので、お天気が怪しければ雨具を持参して下さい。
人混みの中で傘をさすのは危険なため、レインコート推奨。
ただし、火の粉で穴が開く可能性があるので破けても後悔しないものを。
子連れはリンゴ飴を
子連れで来られる方は是非屋台でリンゴ飴を購入して下さい。
待ち時間が長いですが、リンゴ飴なら食べるのに時間がかかるので間が持ちます。
ただし、リンゴ飴を購入したら最初についていたラップを捨てないこと!
ラップが無いと、子供が舐めるのを休憩する時に親がずっと持つはめになります。
人混みで、誰かの洋服につかないかドキドキしながらむき出しのリンゴ飴を持つのは至難の業です。(笑)
おわりに
お祭りの中でも奇祭に参加するのは初めてでした。
想像をはるかに超える大きさのたいまつに奉火される瞬間はワクワクしました。
人間は火を使えるようになってから獣から身を守れ、安心して眠れるようになりました。
そういった記憶が遺伝子の中に組み込まれており、今でも火を見ると落ち着くと言われています。
年始めに火を眺め、穏やかな気持ちで良い年になるように願うのはいかがでしょうか。
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